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緑内障のSLT、大多数が1年以内に失敗

2020年1月7日  Ophthalmology

英国で初回の選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)を施行した患者831例831眼を対象に、SLTの効果および治療成功に関連を示すベースライン因子を後ろ向き観察試験で検討した。 その結果、SLT施行後12-18カ月時の眼圧のベースラインからの変化量は-4.2mmHg(P<0.0001)、24-36カ月時-3.4mmHg(P<0.0001)といずれも有意に低下し、緑内障薬点眼回数は0.13回(P=0.007)、0.20回(P=0.005)といずれも有意に増加した。カプランマイヤー生存解析での治療成功率は6カ月時70%、12カ月時45%、24カ月時27%だった。ベースラインの眼圧高値に治療成功と強い関連が見られた(21mmHg以下群に対する21mmHg超群のハザード比0.64、0.53-0.76、P<0.001)。 ...