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学齢期の難聴、軽度でも行動上の問題や学業に影響

2020年1月7日  専門誌ピックアップ

軽微ないし軽度難聴の小児(9-11歳)4779例を対象に、小児の難聴と行動上の問題および学業との関連を前向き出生コホート試験の中の横断試験で調査した。 純音聴力検査および騒音下語音検査の解析の結果、聴力閾値と行動上の問題との関連は、男児と女児で異なった。男児では、低周波数での純音聴力閾値が高いことは総合問題、社会問題および注意力上の問題の高スコアに関連し(良い方の聴力の耳での総合問題β=0.01、95%CI 0-0.02)、女児では注意力上の問題の高スコアに関連した(同β=0.04、95%CI 0-0.08)。また語音聴取閾値の強さは、男児、女児ともに学業成績の低スコアと関連を示した。 ...