学生の不当な待遇の報告率が全国平均を常に上回っていた米国の医学部で、学生と教職員が協力する取組みEnding Mistreatment Task Force(EMTF)を実施した効果を検討した。EMTFでは、1)不当待遇の定義の共有、2)教職員の契約および評価へのプロフェッショナリズム項目の追加、3)学生からの不当待遇報告に迅速に対応し教職員へフィードバックする専門部門、4)教師による学生への真正の学習環境提供を促進し世代間の誤解に対応するツール、5)教職員の不当待遇についての理解を深めるための学生が作成した動画の5項目の介入策を実施した。 その結果、6年間の学生からの不当待遇報告率の低下度は、米国医学部全体で4%だったのに対し、一連の介入を実施した医学部では36%だった。 ...
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