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小児CDIへのフィダキソマイシンvs. バンコマイシン

2020年1月9日  専門誌ピックアップ

18歳未満のクロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)患者142例を対象に、フィダキソマイシンとバンコマイシンの安全性および有効性を第III相無作為化並行群間試験で検討した(SUNSHINE試験)。 その結果、治療下で発現した有害事象(TEAE)発生率はフィダキソマイシン群73.5%、バンコマイシン群75.0%だった。治療終了2日後の臨床的奏効確定(CCR)率は77.6%、70.5%だったが、30日後の完全治癒(GC)率はフィダキソマイシン群の方が有意に高かった(68.4% vs. 50.0%)だった。フィダキソマイシンおよびその活性代謝物OP-1118の体内吸収は最小限で、便中濃度が高かった。 ...