経皮免疫療法のアレルゲン送達にPLD-MNAが有望
ピーナツ感作マウスを用いて、新たに開発した粉末アレルゲンの経皮送達を目的とした粉末含有可溶性マイクロニードルアレイ(PLD-MNA)の経皮免疫療法(EPIT)での有用性を検討した。 粉末状のピーナツアレルゲン、ビタミンD3、CpG含有のPLD-MNAをマウスの皮膚に貼付した結果、1時間でほとんどの内容物が経皮的に送達され、著しい循環血中への漏出や皮膚刺激もなかった。PNA添加量が従来の皮内免疫療法12回施行の5分の1となる6回のPLD-MNAによるEPITで、臨床的アレルギースコアが3.5(偽治療)から1に著しく低下した(P<0.001)。PLD-MNA送達アレルゲンは皮内投与アレルゲンに比べ免疫調節性マクロファージを選択的に誘引し、刺激してIL-10およびTGF-βまたはそのいずれかは両方を免疫部位で産生させた。 ...
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