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急性期患者の在宅ケア、入院よりコストと再入院少ない

2020年1月9日  Annals of Internal Medicine

米国で、救急科受診後に入院した急性症状患者91例を対象に、在宅での入院レベルの医療ケア(医師および看護師の訪問診療、薬剤の静注投与、遠隔監視、ビデオ通信、ポイントオブケア検査)と通常の入院での医療ケアの転帰を無作為化比較試験で比較した。 その結果、急性ケアエピソードの調整後平均直接費用は、在宅群の方が通常入院群よりも38%低かった。在宅群の方が検査オーダー(入院1件当たり中央値3件 vs. 15件)、画像検査(中央値14% vs. 44%)、診察(同12% vs. 23%)の件数が少なかった。このほか、座位または臥床位で過ごす時間の割合(同12% vs. 23%、18% vs. 55%)および30日以内の再入院率(同7% vs. 23%)も在宅群の方が低かった。 ...