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感染性ぶどう膜炎の迅速診断、ストリップPCR検査が有用

2020年1月10日  専門誌ピックアップ

722個の眼内検体を対象に、感染性ぶどう膜炎の診断に用いるマルチプレックス ストリップPCR検査の性能を前向き多施設共同試験で評価。9個の病原微生物(HSV1、HSV2、VZV、HTLV-1、HHV6、EBV、CMV、T. gondii、T. pallidum)のDNAの同定を実施した。 255個の定量的リアルタイムPCR(qPCR)陽性検体中252検体で、ストリップPCRは100-109コピー/mLの濃度で病原体DNAを同定した。全191個のqPCR陰性検体に対し陰性結果が得られた。異なるプライマーで、ストリップPCRはqPCRより高い感度(98.8%)、特異度(98.5%)、陽性反応適中度(98.8%)および陰性反応適中度(98.5%)を示した。ストリップPCR検査の結果はqPCR検査の結果と強い相関関係を有し(r=0.838)、臨床診断と一致した。 ...