減量中の肥満高齢者の骨損失予防に筋トレが有効

減量中の肥満高齢者160例を対象に、減量と加齢に付随する骨密度の減少に対する最適な運動を検討。有酸素運動、筋力トレーニング運動または両者併用の効果を無作為化比較試験で比較した。 6カ月間の介入後、骨密度の低下は、筋力トレーニング群（－0.7%）および併用群（－1.1%）の方が有酸素運動群（－2.6%）よりも少なかった（P＝0.001）。骨代謝マーカーの血清Cテロペプチド、I型プロコラーゲン-N-プロペプチド、オステオカルシンの濃度は、有酸素運動群（それぞれ33%、16%、16%）の方が筋力トレーニング群（同7%、2%、0%）および併用群（同11%、2%、5%）よりも増大した（P＝0.004 - 0.048）。 ...