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既治療の前立腺がん、カバジタキセルで臨床転帰改善

2020年1月13日  New England Journal of Medicine

ドセタキセル治療歴があり、アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬(アビラテロンまたはエンザルタミド)治療中に進行をみた転移性去勢抵抗性前立腺がん患者255例を対象に、カバジタキセルの有効性と安全性を無作為化試験で評価。アビラテロンまたはエンザルタミドのうち投与されていない方の薬剤とカバジタキセルとを比較した。 無増悪生存期間中央値はカバジタキセル群8.0カ月、アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害薬群3.7カ月だった。全生存期間中央値は13.6カ月、11.0カ月(死亡のハザード比0.64、95%CI 0.46-0.89、P=0.008)、無増悪生存期間中央値は4.4カ月と2.7カ月(進行または死亡のハザード比0.52、95%CI 0.40-0.68、P<0.001)で、グレード3以上の有害事象は、それぞれ患者の56.3%と52.4%で発生した。 ...