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放射線技師の被曝が白内障の相加的リスク増加と関連

2020年1月14日  専門誌ピックアップ

米国の大規模放射線技師コホートを対象に、職業被曝に関連する白内障の過剰相加的リスク(EAR)を一般化加法モデルで推定。83万2462人年の追跡で1万1345件の白内障診断、88万8402人年の追跡で5440件の白内障手術が発生した。 その結果、白内障自己報告の104人年/Gy当たりEARは94(95%CI 47-143、P<0.001)で職業被曝の累積値との関連が見られたが、白内障手術では13(同0未満-57、P=0.551)と関連は見られなかった。年齢および糖尿病の有無によってEARは著しく変動し(P<0.001)、75歳以上の糖尿病患者でリスクが高かった。UVB照射量高値(P=0.045)、白人(P=0.056)、喫煙量高値(P=0.062)でリスク増加傾向が見られた。水晶体の職業被曝線量推定値100mGy未満で相加的リスク増加が見られた(P=0.004)。 ...