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抗うつ薬単独療法の維持、再発率低下と関連

2020年1月14日  JAMA Psychiatry

慢性または再発性大うつ病性障害(MDD)患者292例を対象に、抑うつ再発予防に対する認知行動療法(CBT)と抗うつ薬の併用効果を検討。第I相試験の参加者で抗うつ薬単独またはCBT併用で大うつ病エピソードから回復した292例を対象とし、抗うつ薬治療の維持群または中止群に無作為化した第II相試験で比較した。 第I相試験で抗うつ薬単独治療で回復したかどうかに関係なく、抗うつ薬の維持療法が中止群と比べて抑うつ再発率低下と関連を示した(第I相試験で単独療法:維持療法群48.5%、中止群74.8%、z=−3.16、P=0.002、治療必要数2.8、95%CI1.8-7.0、CBTとの併用療法:48.5%、76.7%、z=−3.49、P<0.001、治療必要数2.7、95%CI1.9-5.9)。抗うつ薬の維持療法は、中止と比べて回復率の持続と関連を示した(z=2.90、P=0.004、オッズ比2.54、95%CI 1.37-4.84、治療必要数2.3、95%CI1.5-6.4)。 ...