研修医の健康度、カジノシフトで有意な改善見られず

大学病院小児救急科の研修医124人を対象に、0時から8時までの標準的夜勤シフトと20時から翌朝4時まで（シフトA）または午前4時から午前12時まで（シフトB）のシフト（カジノシフト）での研修医の健康度（well-being）を無作為化前向き調査研究で検討した。 その結果、28日間を単位とする勤務シフト開始前に簡易研修医健康プロファイル（brief resident wellness profile）で評価した健康度は標準夜勤群17±2.5、casino群16.9±2.8（P＝0.904）、完遂後では17.1±2.7、17.2±3.1（P＝0.817）、シフト開始前と完遂後の相対変化量は0.35±2.7、0.29±3.0（P＝0.926）といずれも有意な群間差は見られなかった。気分の状態を示す顔イラストでの評価スコアや10項目の勤務単位後調査でも有意差は見られなかった。 ...