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左主幹部病変の5年転帰、CABGがPCIに優位

2020年1月15日  Lancet

左冠動脈主幹部病変を有する患者を対象に経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の冠動脈バイパス術(CABG)に対する非劣性を検討した無作為化非盲検試験(NOBLE試験)の5年転帰を報告。各群592例を解析対象とした。 その結果、中央値4.9年の追跡で、Kaplan-Meier法による主要脳心血管イベント(MACCE:全死因死亡、手技に伴わない心筋梗塞、再血行再建術、脳卒中)の推定5年発生率はPCI群28%、CABG群19%(ハザード比1.58、95%CI 1.24-2.01)で、ハザード比の信頼区間上限値が非劣性マージン1.35を上回ったためPCIの非劣性は示されず、CABGのPCIに対する優越性が示された(P=0.0002)。 ...