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精神病性障害、初回入院後20年で認知機能低下

2020年1月16日  JAMA Psychiatry

精神病性障害の初回入院患者445例を対象に、認知機能の長期変化を発端コホート試験で検討。初回入院の2年後と20年後に認知機能6領域(言語知識、言語陳述記憶、視覚的陳述記憶、注意・処理速度、抽象化の実行機能、言語流暢性)を評価し、マッチさせた対照者260例と比較した。 その結果、検査2項目を除く全検査で精神病性障害患者の認知機能低下が認められた(平均低下:d=0.31、範囲0.17-0.54、いずれもP<0.001)。認知機能低下は職業上の機能および陰性症状の悪化と関連を示した。精神病性障害患者は対照者に比べて、言語知識、言語流暢性、抽象化の実行機能に年齢依存的な低下を示し(いずれもP<0.05)、その差は50歳以上で最も大きかった。 ...