非心臓手術後の心リスク予測能、NT-proBNP追加で改善
2020年1月17日 Annals of Internal Medicine
非心臓手術施行患者1万402例を対象に、術前のN末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド（NT-proBNP）値が術後心リスク予測に有用であるかをコホート試験で検討した。 多変量解析の結果、術前NT-proBNP値100pg/mL未満に対する主要複合評価項目［術後30日以内の血管死と非心臓手術後心筋傷害（MINS）］の調整ハザード比は、100-200pg/mL未満2.27（95％CI 1.90-2.70）、200-1500pg/mL未満3.63（同3.13-4.21）、1500pg/mL以上5.82（同4.81-7.05）だった。改訂心リスク指標（RCRI）へのNT-proBNP閾値追加による純絶対再分類改善度（net absolute reclassification improvement）は患者1000例当たり258例だった。 ...