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超低出生体重児のCMV感染、聴覚や成長不良と関連

2020年1月18日  JAMA Pediatrics

新生児集中治療室302室の超低出生体重児を対象に、出生後のサイトメガロウイルス(CMV)感染と児の聴覚、成長および入院期間の関連を後ろ向きコホート試験で検討した。 傾向スコアでマッチさせたCMV感染群と非感染群(各273例)を比較した結果、聴覚検査不合格発生率は感染群16.5%、非感染群9.2%だった(リスク比1.80、95%CI 1.14-2.85、P=0.01)。出生後CMV感染は退院年齢の11.89日増加(95%CI 6.72日-17.06日、P<0.001)および体重年齢比zスコアの0.23低下(同-0.39--0.07、P=0.005)と関連が見られた。先行報告と同様に気管支肺異形成症リスク増加が確認されたが(リスク比1.30、95%CI 1.17-1.44、P<0.001)、出生21日時の壊死性腸炎リスク増加は確認されなかった(同2.00、0.18-22.06、P=0.57)。 ...