iCNVの抗VEGF薬、負荷投与なしでも視力改善
2020年1月20日 専門誌ピックアップ
炎症性脈絡膜血管新生（iCNV）を呈する82眼を対象に、抗血管内皮増殖因子（VEGF）薬の負荷投与期間終了後の頓用レジメンと治療最初からの頓用レジメンの24カ月転帰を比較した。 その結果、3カ月時に負荷投与群で14.8文字、頓用のみ群で11.2文字の視力改善が見られ、両群ともに24カ月間にわたりベースラインよりも有意に高い値を維持した（いずれもP＜0.001）。24カ月時の視力は負荷投与群72.3文字、頓用のみ群74.7文字と有意差はなかったが（P＝0.36）、投与回数中央値は4.5回、2.5回と負荷投与群で有意に多かった（P＜0.0001）。iCNV再発率は両群同等だった。 ...