1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 喘息小児に弱毒性インフルワクチン、忍容性概ね良好

喘息小児に弱毒性インフルワクチン、忍容性概ね良好

2020年1月20日  専門誌ピックアップ

中等ないし重症喘息または喘鳴再発の小児患者478例を対象に、弱毒性インフルエンザワクチン(LAIV)接種の安全性を第IV相介入試験で検討した。高用量吸入コルチコステロイド薬処方率は44%、重症喘息有病率は31%だった。 その結果、LAIV接種後4週間で喘息症状に有意な変化は見られず(変化量中央値0、マクネマー検定でのP=0.26)、回帰モデルでは接種後の喘息悪化または増悪予測にベースラインの喘息コントロールまたは症状の影響は見られなかった。47例(14.7%、95%CI 11%-19.1%)が4週以内に重症喘息増悪を報告し、短期コルチコステロイド全身投与を必要とした。このうち4例はこの重症増悪が接種後72時間以内に発生していた。喘息重症度、ベースラインの肺機能または喘息コントロールとの関連は見られなかった。 ...