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TKI不応/不耐CMLでasciminibの活性確認

2020年1月21日  New England Journal of Medicine

2種類以上のATP競合型チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)に抵抗性または許容できない副作用のあった慢性骨髄性白血病(CML)患者150例(慢性期141例、移行期9例)を対象に、アロステリックBCR-ABL阻害薬asciminibの安全性および活性を第I相用量漸増試験で検討した。追跡期間中央値は14カ月だった。 その結果、最大耐用量には達しなかった。血液学的再発が見られた慢性期患者の92%が血液学的完全奏効、ベースラインに細胞遺伝学的完全奏効が見られなかった患者の54%が細胞遺伝学的完全奏効を達成した。12カ月時の分子遺伝学的大寛解達成率は全体で48%、ポナチニブに抵抗性または許容できない副作用あり群57%、T315I変異保有群28%だった。用量制限毒性として無症候性のリパーゼ値増加および臨床的膵炎などが見られた。 ...