ショック非適応院外心停止、蘇生後低体温療法で神経学的転帰改善（2020/1/24訂正）

ショック非適応波形の院外心停止後に蘇生し、昏睡状態にあるICU入室患者581例を対象に、中等度低体温療法（最初の24時間を33度）の効果を常温療法（37度）と無作為化比較試験で比較した（HYPERION試験）。 その結果、90日時の脳機能カテゴリー（CPC）尺度（範囲1-5、高値ほど症状が重度であることを示す）スコアが1-2と神経学的転帰良好な生存率は低体温療法群10.2％、常温療法群5.7％で認められた（差4.5％ポイント、95％CI 0.1-8.9、P＝0.04）。90日時死亡率は81.3％、83.2％と有意差は見られなかった。予め定めた有害事象の90日時発生率にも有意差は見られなかった。 --------------------------------------- 【訂正】2020年1月24日に以下を訂正しました。 見出しの「ショック非適応院外心停止、蘇生後低体温療法で生存改善」は「ショック非適応院外心停止、蘇生後低体温療法で神経学的転帰改善」の誤りでした。 お詫びして訂正します。 --------------------------------------- ...