膀胱がんの膀胱温存療法、HRQoL低下も6カ月後には回復
2020年1月22日
European Urology
英国で筋層浸潤性膀胱がんの膀胱温存療法に関する第III相無作為化試験(BC2001試験)に参加したT2-T4a N0 M0膀胱移行上皮がん患者(化学療法の有無での比較から192例、高線量照射を受ける膀胱体積での比較から114例)を対象に、温存療法が患者報告による健康関連生活の質(HRQoL)に及ぼす影響を検討した。 その結果、膀胱患者用QOL調査票FACT-BLの総スコアは治療終了時にベースラインから8.22点(99%CI -10.76--5.68、P<0.01)、膀胱がんサブ尺度(BLCS)スコアは5.06点(同-6.12--4.00、P<0.001)低下したが、6カ月後にはベースライン値まで回復し、12カ月時にも維持されていた。すべての評価時点で、無作為化された群間での有意差は見られなかった。 ...
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