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PM2.5短期曝露が心血管疾患の入院増と関連

2020年1月22日  British Medical Journal

中国184都市で2014-17年の心血管疾患を原因とする入院883万4533件を対象に、大気中微小粒子状物質(PM2.5)への短期曝露と主要心血管(CV)疾患による入院リスクの関連を時系列研究で検討した。 その結果、PM2.5濃度10μg/m3増加は同日の心血管疾患による入院0.26%増加と関連を示した。その内訳は虚血性心疾患0.31%、心不全0.27%、心調律障害0.29%、虚血性脳卒中0.29%増加で、出血性脳卒中による入院には増加は見られなかった(-0.02%)。PM2.5濃度15μg/m3未満の日に比べて、濃度が高い日は心血管疾患による入院が有意に増加した(15-25μg/m3で1.1%、25-35μg/m3で1.9%、35-75μg/m3で2.6%、75μg/m3以上で3.8%増加)。 ...