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小児の前頭前野発達と実行機能の低下にBMIが関連

2020年1月22日  JAMA Pediatrics

米国の9-10歳の小児3190人を対象に、BMIと大脳皮質厚の関連および皮質厚がBMIと実行機能の関連を媒介するかを横断研究で検討。実行機能は4つの課題(リスト分類、フランカー、行列推理、ウィスコンシンカード分類)を用いて評価した。 その結果、BMI値が高いほど皮質の菲薄化が認められた。18の皮質領域で皮質厚とBMIに有意な負の関連が見られ、前頭前皮質で最も顕著だった。BMIはフランカー課題以外のカード分類課題(r=-0.088、P<0.001)、リスト分類課題(r=-0.061、P<0.003)、行列推理課題(r=-0.095、P<0.001)と逆相関を示した。前頭前皮質厚はBMIとリスト分類の関連を媒介した[媒介分析で間接効果の平均値0.014(標準誤差0.008)、95%CI 0.001-0.031]。 ...