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CVD発症に睡眠行動と遺伝的感受性が関連

2020年1月23日  European Heart Journal

英国バイオバンクデータに登録された心血管系疾患(CVD)既往のない38万5292人を対象に、睡眠因子および遺伝的感受性とCVD発症率との関連を検討。5項目の睡眠因子を基に健康的な睡眠スコアを新たに作成し、低リスクグループと定義した:1)朝型クロノタイプ、2)睡眠時間が1日7-8時間、3)不眠症の経験が一度もないかほとんどない、4)いびきをかかない、5)日中に過度の眠気が頻繁に起こらない。 追跡期間中央値8.5年間で、CVDが7280例(冠動脈心疾患[CHD)]4667例、脳卒中2650例)認められた。睡眠スコア0-1の被験者と比べると、スコア5の被験者は、CVDリスクが35%、CHDリスクが34%、脳卒中リスクが34%低かった。睡眠パターンが悪く遺伝的リスクが高い被験者でCHDおよび脳卒中のリスクが最も高かった。 ...