認知症発症リスク、電子カルテで早く簡便に層別化可能
大学病院の入院患者26万7855例の縦断的電子医療記録データ(追跡期間125万1858人年)を基に、自然言語処理ツールを用いて電子医療記録データから推定した認知症状スコアで認知症発症リスクを早期に予測できるかを後ろ向きコホート試験で検証した。認知症新規診断率は2.4%だった。 競合リスク回帰解析の結果、認知症状スコアの高値は最長で診断の8年前となる早期の認知症診断と関連した(ハザード比1.63)。別の大学病院の電子医療記録データに基づく解析や若年患者と高齢患者のサブグループ解析でも同様の結果が得られた。 ...
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