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超低濃度hs-cTnI、誘発性心筋虚血を除外できず

2020年1月24日  Annals of Internal Medicine

症候性の冠動脈疾患患者1896例を対象に、超低濃度(2.5ng/L未満)の高感度心筋トロポニンI(hs-cTnI)の誘発性心筋虚血に対する除外診断能を前向き診断コホート試験で検討した。目標診断能基準は、陰性適中率90%以上かつ感度90%以上とした。 その結果、カットオフ値2.5ng/Lでは陰性適中率70%、感度90%だった。両値がともに目標診断能基準に達するようなhs-cTnIのカットオフ値はなかった。hs-cTnIまたは高感度心筋トロポニンT(hs-cTnT)を用いた別の検討でも目標診断能基準に達したカットオフ値は得られなかった。 ...