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低リスクMDS、luspaterceptで貧血重症度改善

2020年1月25日  New England Journal of Medicine

環状鉄芽球を伴う比較的低リスクの骨髄異形成症候群(MDS)で定期的に赤血球輸血を受けている患者229例を対象に、トランスフォーミング増殖因子βスーパーファミリーのリガンドと結合してSMAD2とSMAD3のシグナル伝達を抑制する組換え融合蛋白luspatercept(3週間ごとに皮下投与)の貧血抑制効果を二重盲検プラセボ対照第III相試験で検討(MEDALIST試験)。 第1-24週で8週間以上の輸血非依存状態(主要評価項目)となった患者の割合は、luspatercept群38%、プラセボ群13%だった(P<0.001)。luspatercept関連有害事象で頻度が高かったのは、疲労、下痢、無力症、悪心、目まいなどだった。 ...