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CRSの適切な内科治療で抗菌薬とステロイド使用減

2020年1月28日  The Laryngoscope

適切な内科的治療を受けた慢性副鼻腔炎(CRS)患者150例を対象に、後の抗菌薬および経口ステロイド薬使用状況を前向き観察試験で検討。登録時および経過観察(3-12カ月)時に過去3カ月間の薬剤使用数を質問した。 その結果、登録時に比べ経過観察時にCRS関連で使用した抗菌薬コース数が平均0.2コース(95%CI 0.1-0.4、P=0.012)、経口ステロイド薬コース数が0.2コース(同0.1-0.3、P=0.029)減少した。経過観察時のCRS関連抗菌薬使用数は登録時のCRS関連抗菌薬使用歴と関連を示し(調整後率比1.58、1.17-2.13、P=0.003)、経過観察時のCRS関連ステロイド薬使用数に登録時のCRS関連コステロイド薬使用歴との関連が見られた(同3.20、1.69-6.07、P<0.001)。登録時の22項目副鼻腔評価尺度(SNOT-22)の結果は後の全身投与を予測しなかった。 ...