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統合失調症発症リスクに小児期の親の収入が関連

2020年1月28日  JAMA Psychiatry

デンマークで1980-2000年に出生した105万1033人を対象に、小児期の親の収入とその後の統合失調症リスクの関連をコホート研究で検討。出生時、5、10、15歳時の親の収入を五分位に分類し、15歳以降の統合失調症の発症を追跡調査した。 その結果、1160万人年の追跡期間中に7544人が統合失調症の診断を受けた。親の収入レベルが統合失調症発症リスクと逆相関を示した。出生時の収入レベルに関係なく、15歳時の収入増加が収入減少に比べて発症リスク低下と関連を示した。出生時の収入が最高五分位群(最も裕福)でも、15歳時に収入が減少していると発症リスクが上昇した。 ...