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前立腺がんの進行、野菜摂取では防げず

2020年1月29日  Journal of the American Medical Association

米国で早期前立腺がん男性患者443例を対象に、電話で1日7皿(serving)以上の野菜の摂取を促す行動介入のがん進行抑制効果を無作為化試験で検討(MEAL試験)。患者は、国際泌尿器科学会の病理学グレード分類が70歳未満は1、70歳以上は2以下、ステージcT2a以下、血清前立腺特異的抗原(PSA)が10ng/mL未満だった。前立腺特異抗原(PSA)10ng/mL以上、PSA倍加時間3年未満、アップグレード(腫瘍体積増加およびグレード上昇)をがんの進行と定義した。 その結果、介入群の124例、対照群(食事と前立腺がんに関する情報を書面で提供)の121例にがんの進行を認めた。進行までの期間に有意差はなかった(未調整ハザード比0.96、95%CI 0.75-1.24、調整ハザード比0.97、0.76-1.25)。Kaplan-Meier法による24カ月無増悪率は介入群43.5%、対照群41.4%だった(差2.1%、95%CI -8.1-12.2)。 ...