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瞳孔拡大反応で聴力評価、標準検査と感度同等

2020年2月1日  専門誌ピックアップ

年齢中央値24歳の成人31例を対象に、聴力および聴覚弁別能評価での音刺激に対する瞳孔拡大反応(PDR)の有用性を検討した。 1、2、4、8kHzの狭帯域ノイズでの標準的Hughson-Westlake聴覚検査実施中の瞳孔を赤外線ビデオカメラでモニターした結果、PDRの聴力検出閾値はいずれの中心周波数でも標準検査と同等で、PDRが標準検査と同等の検出感度を有することが示唆された。PDRの馴化は閾値をはるかに上回る音響レベルで見られたが、周波数や音響レベルの変更により回復可能であり、聴覚弁別能の評価にもPDRが使用可能と示唆された。 ...