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人工関節周囲感染症の発症率、15年間で変化なし

2020年2月1日  専門誌ピックアップ

カナダで初回股関節全置換術を施行したカナダの55歳以上の変形性関節症患者10万674例を対象に、術後の人工関節周囲感染症(PJI)の危険因子をCox比例ハザードモデルで分析した。 その結果、調査対象期間15年のPJIの累積発生率は1.44%(95%CI 1.38-1.50%)だった。 PJI発症に関連する危険因子は、男性(ハザード比1.43、95%CI 1.30-1.51)、2型糖尿病(同1.51、同1.31-1.70)、回復期ケア施設への入所(同1.36、同1.05-1.77)だった。PJI症例の62%は術後2年以内に、98%は10年以内に発症した。初回股関節全置換術後のPJI発症率は、15年の調査期間中に変化がなかった。 ...