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遺伝子検査で小児の将来の2型糖尿病リスクが特定可能か

2020年2月3日  Diabetes Care

健康な英国人5歳小児307例を対象に、インスリン欠乏表現型が遺伝によるものかを非介入前向きコホート試験で検討した(EarlyBird試験)。過去に成人集団で特定された糖尿病リスクに関連を示す一塩基多型(SNP)121個を遺伝子型に分類し、SNPと5-16歳の間に取得した空腹時インスリン値、血糖値、インスリン抵抗性およびβ細胞機能のHOMA指数との関連を検査した。 その結果、BMIに関係なく複数の候補遺伝子座が思春期小児の血糖形質とβ細胞機能について上昇と平均経路の双方に影響を及ぼしていた。このSNPのなかには、年齢、成長ホルモンIGF-1軸、副腎、性ステロイド活性と相互作用するものもあった。 ...