武漢の2019-nCoV感染数は7.5万人、1月25日時点推計

中国本土の2019-nCoV集団感染者数に基づき、疾病規模と国内および世界の公衆衛生リスクをモデル研究で予測。感染確定数は中国疾病管理予防センターの報告から取得し、人口の流動性については、毎月のフライト予約と中国本土の県レベルの300都市のデータを用いて推計。発症間隔はSARS-CoVに関する既報を基に算出した。 2019-nCoVの基本再生産数は2.68（95％CrI 2.47-2.86）であり、1月25日時点の武漢市では7万5815人が感染していたと推定された。流行の規模は6.4日（同5.8-7.1）で2倍になった。ベースラインの仮想シナリオに基づく武漢市からのウイルス持ち込みは、重慶市461例、北京市113例、上海市98例、広州市111例、深セン市80例と推計され、中国他都市での集団感染は武漢市から約1-2週間遅れて始まり、急激に拡大していると推察された。 ...