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白内障眼内レンズ、固定法の違いで術後前房深度に差

2020年2月5日  専門誌ピックアップ

支持部がある既存の眼内レンズ(プレートハプティックレンズ、Cループハプティックレンズ)または水晶体嚢の開口部に直接固定される新規の眼内レンズを用いて加齢性白内障の手術を施行した患者56例(70眼)を対象に、眼内レンズのデザインによる術後前房深度の差を後ろ向き比較症例集積研究で検討した。 術後前房深度は、新規眼内レンズが最も短く(4.29±0.24mm)、Cループハプティックレンズ(4.41±0.42mm、P=0.000)およびプレートハプティックレンズ(4.51±0.26mm、P=0.001)と比較すると有意差があった。レンズデザインに基づいた前房深度の調整により、全計算式およびレンズで、屈折および眼内レンズ度数の予測が有意に改善されることが示された(P<0.05)。 ...