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10代のB群髄膜炎菌新ワクチン接種、保菌率は非接種児と変わらず

2020年2月7日  New England Journal of Medicine

思春期小児への多成分B群髄膜炎菌ワクチン(4CMenB)集団接種による髄膜炎菌保菌予防効果を検討すべく、南オーストラリア州の10-12年生(全237校、年齢15-18歳)の生徒を学校ごとにワクチン接種群と非接種群に割り付けるクラスター無作為化試験を実施した。 10年生および11年生計2万4269人を対象に、12カ月後に口腔咽頭の病原性髄膜炎菌(A群、B群、C群、W群、X群またはY群)の保菌率を調査した結果、ワクチン接種群(2.55%、1万2746人中326人)と非接種群(2.52%、1万1523人中291人)で差がなかった(調整オッズ比1.02、95%CI 0.80-1.31、P=0.85)。ワクチンの安全性に関する懸念はなかった。 ...