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TN乳がん温存手術不適格の約半数が術前ケモで適格に

2020年2月8日  JAMA Surgery

II-III期トリプルネガティブ(TN)乳がん女性604例を対象に、術前の全身補助化学療法による乳房温存手術適格性への影響を多施設共同第III相二重盲検無作為化試験(BrighTNess試験)の2次解析で検討した。 その結果、ベースライン時に乳房温存手術不適格だった141例中75例(53.2%)が補助化学療法後に適格となった。乳房温存手術は、補助化学療法後に乳房温存手術適格と判定した502例中342例(68.1%)に施行した。北米に比べて欧州とアジアで乳房温存手術施行率が高かった(オッズ比2.66、95%CI 1.84-3.84)。北米で乳房切除術を施行した生殖細胞系列BRCA遺伝子変異のない患者では、予防的対側乳房切除術の施行率が高かった(70.4% vs. 20.0%、P<0.001)。 ...