小児の1型糖尿病検査、かかりつけ医で実施可能

2015-19年にドイツのバイエルン州で2-5歳児9万632人に実施したプライマリケア医による膵島関連自己抗体のスクリーニング検査のデータを分析。膵島関連自己抗体を2つ以上保有と定義した発症前（presymptomatic）1型糖尿病の有病率を検討した。 その結果、280人（0.31％）が発症前1型糖尿病で、内訳は正常血糖（1期）196人、血糖異常（2期）17人、臨床的1型糖尿病（3期）26人、病期不明41人だった。中央値2.4年の追跡で、36人が臨床的1型糖尿病へと進行し、3年累積進行リスクは24.9％（年率9.0％）だった。 ...