ぶどう膜悪性黒色腫の転移予測にはTCGA分類

プラーク放射線療法を受けたぶどう膜悪性黒色腫患者642例を対象に、がんゲノムアトラス（TCGA）分類と米国がん合同委員会（AJCC）分類の転移予測精度を後ろ向きコホート研究で比較。患者の腫瘍をAJCC病期分類第8版に基づいて4種の分類、17の下位分類および4つの病期に分類され、さらに、TCGA分類で4種類に分けた。 その結果、5年時で、TCGA分類の転移の予測精度が高かった［TCGA分類：Wald統計量94.8、ハザード比（HR）2.8、95％CI 2.3-3.5、P＜0.001；4分類に分けるAJCC分類：同67.5、HR 2.6、2.1-3.2、P＜0.001；17の下位分類に分けるAJCC分類：同74.3、HR 1.3、1.2-1.3、P＜0.001；4病期に分けるAJCC分類：同67.0、HR該当せず、P＜0.001］。多変量モデルでも、TCGA分類の転移予測精度が優れていた。 ...