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ACC/AHA定義によるIDH、心血管リスク上昇と有意な関連見られず

2020年2月12日  Journal of the American Medical Association

2017年米国心臓病学会/米国心臓協会(ACC/AHA)ガイドラインと2003年米国合同委員会第7次報告(JNC7)に基づく孤立性拡張期高血圧(IDH)の有病率を比較し、IDHと転帰の関連を検討した。 米国国民健康栄養調査のデータを用いた成人9590人の横断解析で、IDHの推定有病率は2017年ACC/AHA基準(収縮期血圧130mmHg未満、拡張期血圧80mmHg以上)で6.5%、JNC7基準(同140mmHg未満、90mmHg以上)で1.3%だった(絶対差5.2%、95%CI 4.7-5.7)。成人8703人の縦断解析では、正常血圧と比較して、2017年ACC/AHA基準によるIDHとアテローム動脈硬化性心血管疾患(ハザード比1.06、95%CI 0.89-1.26)、心不全(同0.91、0.76-1.09)、慢性腎臓病(同0.98、0.65-1.11)に有意な関連はなかった。 ...