1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 妊娠中の喫煙、生後1年までの児の骨折リスク上昇と関連

妊娠中の喫煙、生後1年までの児の骨折リスク上昇と関連

2020年2月12日  British Medical Journal

妊娠初期に喫煙していた女性と喫煙していなかった女性の児168万307人を対象に、妊娠中の母親の喫煙と児の骨折リスクとの関連を出生コホート試験で検討。最大32歳までの骨折を追跡し、同胞との比較による解析で家族因子の交絡を調整した。 その結果、母親の喫煙は出生児の1歳未満までの骨折率上昇と関連を示し、潜在的交絡因子で調整後のハザード比は1.27(95%CI 1.12-1.45)で、用量依存関係が見られた。同胞との比較でもこの関連が認められたが、信頼区間の幅が大きかった(ハザード比1.58、95%CI 1.01-2.46)。母親の喫煙は出生児の5-32歳の骨折率上昇とも関連が見られたが、用量依存関係はなく、同胞との比較でも関連はほとんど認められなかった。 ...