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心不全後の移行期ケアは標準治療より費用対効果高い

2020年2月12日  Annals of Internal Medicine

退院時75歳の心不全患者を対象に、3通りの移行期ケアと標準治療の費用対効果を意思決定分析マイクロシミュレーションモデルで評価した。 その結果、疾病管理クリニック、看護師自宅訪問、看護師による症例管理による移行期ケアが標準治療より高額で効果的だった。標準治療と比べ、看護師自宅訪問により質調整生存年(QALY)(2.49 vs. 2.25)および費用(8万1327米ドル vs. 7万6705米ドル)が増加し、QALY獲得当たりの増分費用効果比(ICER)は1万9570米ドルとなった。確率的感度分析では、QALY獲得当たりの支払意思額閾値5万米ドル以上で、1万例ほぼ全例で標準治療より移行期ケアが選択されることが確認された。 ...