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不安障害と関連を示すゲノムワイド有意なシグナルを同定

2020年2月13日  専門誌ピックアップ

Million Veteran Program登録者19万9611人を対象に、不安障害および不安症状の遺伝的構造に関するゲノムワイド関連解析(GWAS)を実施した。 全般性不安障害尺度2項尺度(GAD-2)スコアで不安の連続形質について解析した結果、ヨーロッパ系米国人で5個、アフリカ系米国人で1個のゲノムワイド有意なシグナルが同定され、遺伝子発現を包括的に制御するSATB1遺伝子付近の第3染色体(rs4603973)およびエストロゲン受容体をコードするESR1遺伝子付近の第6染色体(rs6557168)上で最も強かった。MAD1L1遺伝子付近の第7染色体(rs56226325、マイナーアレル頻度0.17)で同定した遺伝子座は、双極性障害および統合失調症のGWASでも同定していた。 ...