1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 自然気胸の保存治療、介入に非劣性示す

自然気胸の保存治療、介入に非劣性示す

2020年2月13日  New England Journal of Medicine

中等度ないし高度の片側性原発性自然気胸患者316例を対象に、保存治療と介入治療を非盲検非劣性試験で比較(PSP試験)。非劣性マージンを-9%ポイントとした。 完全ケース分析の結果、主要評価項目に規定した8週以内の肺の再膨張達成率は介入群98.5%、保存治療群94.4%。リスク差は-4.1%ポイント(95%CI -8.6-0.5)で、95%CI下限値は非劣性マージンの範囲内だった(非劣性のP=0.02)。56日時の欠測データを治療失敗として代入した感度解析での達成率は介入群93.5%、保存治療群82.5%。リスク差は-11.0%ポイントで非劣性マージンの範囲外だった。保存治療群で介入群に比べ重篤な有害事象または再発の発生リスクが低かった。 ...