精巣胚細胞腫のBEP、1サイクルで再発抑制

血管浸潤陽性のステージ1非セミノーマ性精巣胚細胞腫瘍（NSGCTT）または精上皮腫＋NSGCTT併発の患者236例を対象に、補助療法としてのブレオマイシン＋エトポシド（500mg/m2）＋シスプラチン併用（BE500P）療法1サイクルの再発リスクを単施設前向き第III相試験で検討した（試験111件）。 中央値49カ月の追跡の結果、2年悪性腫瘍再発率は1.3％となり、標準療法のBE360P療法（エトポシド用量が360mg/m2）2サイクルでの結果と同等だった。3例が局所分化型奇形腫を伴う非悪性腫瘍を再発し、手術で寛解した。6.8％にグレード3-4発熱性好中球減少症が見られた。 ...