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AKI発症後のリスク層別化ツールに蛋白尿が有用

2020年2月18日  JAMA Internal Medicine

退院後3カ月の患者1538例を対象に、急性腎障害(AKI)発症後の蛋白尿とその後の腎疾患進行リスクとの関連を前向きコホート研究で検討(ASSESS-AKI試験)。769例(50%)が入院中にAKIを発症した。 中央値4.7年の追跡の結果、AKI後の尿中アルブミン/クレアチニン比(ACR)高値は腎疾患進行[推算糸球体濾過量(eGFR)半減または末期腎不全]リスク上昇と関連を示した(倍加ごとのハザード比1.53、95%CI 1.45-1.62)。ACRを含む臨床的危険因子(eGFR、血圧、人口統計学的特性)から成る包括的モデルは、非AKI患者に比べてAKI患者の退院後の腎疾患進行予測で良好な識別能を示した(C統計量0.76 vs. 0.85)。 ...