1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 妊婦のビタミンD補給、児の6歳時の喘息発症に影響せず

妊婦のビタミンD補給、児の6歳時の喘息発症に影響せず

2020年2月20日  New England Journal of Medicine

妊娠中ビタミンD補給(1日当たり4400IU)による児の3歳時までの喘息および再発性喘鳴抑制効果を示唆した報告を報告した著者らが、児を6歳時まで追跡調査した(VDAART試験)。 intention-to-treat解析と母親の25ヒドロキシビタミンD値に基づく層別化解析の結果、妊娠中のビタミンD補給による児の6歳時の喘息および再発性喘鳴発症への影響は認められず、ほとんどの副次的評価項目やスパイロメトリー指標にも影響は見られなかった。インパルスオシロメトリーで評価した気道抵抗にわずかな影響が見られたが、この効果の意義は不明だった。 ...