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新生児の低血糖症治療、低閾値が従来閾値に非劣性

2020年2月20日  New England Journal of Medicine

在胎35週以降に出生し低血糖症リスクのある新生児582例を対象に、18カ月時の精神運動発達に及ぼす低血糖症治療の低閾値(血糖値36mg/dL未満)の影響を多施設共同無作為化非劣性試験で従来閾値(同47mg/dL未満)と比較した(HypoEXIT試験)。 その結果、精神運動発達の評価に用いたオランダ語版Bayley乳幼児発達検査第3版(Bayley-III-NL)の認知尺度スコアと運動尺度スコアの群間差は、事前に規定した非劣性限界値の7.5ポイント未満だった(低閾値群:認知尺度102.9±0.7および運動尺度104.6±0.7、従来閾値群:同102.2±0.7および104.9±0.7)。低閾値群では、1例が正常血糖時に痙攣を来し、1例が死亡した。 ...