ロボット支援直腸切除術、腹腔鏡術より機能的転帰良好

直腸がんに対するロボット支援下直腸切除術と腹腔鏡下切除術の機能的転帰を比較すべく、両術式を比較した試験51件（対象2万4319例）の系統的レビューおよびメタ解析を実施した。 その結果、腹腔鏡術と比べると、ロボット支援術の方が閉尿（オッズ比：非無作為化比較試験0.65、95％CI 0.46-0.92、無作為化比較試験1.29、0.08-21.47）およびイレウス（同0.86、0.75-0.98、0.80、0.33-1.93）発生率が低く、泌尿器症状が少なく（平均差：－0.60、－1.17-－0.03、－1.37、－4.18-1.44）、QOLが高かった（同：非無作為化比較試験2.99、2.02-3.95）。性機能に有意差は見られなかった（標準平均差：0.46、－0.13-1.04、0.09、－0.14-0.31）。 ...