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FFRガイド下PCI増加が死亡率低下と関連

2020年2月21日  Journal of the American College of Cardiology

2009-17年の米国退役軍人臨床評価、報告および追跡(CART)プログラムに登録した血管造影での狭窄が中等度の安定虚血性心疾患(SIHD)患者1万7989例を対象に、冠血流予備量比(FFR)測定の施行率と臨床転帰にもたらす効果を検討した。 その結果、対象期間中のFFR測定施行率は全体で14.8%から18.5%に、PCI施行患者では44%から75%に漸増した。1年死亡率はFFR測定施行群2.8%、血管造影単独群5.9%だった(P<0.0001)。患者および手術因子などで調整後、FFRガイド下血行再建が血管造影のみ血行再建と比べて1年時死亡リスク43%低下と関連が見られた(ハザード比0.57、95%CI 0.45-0.71、P<0.0001)。 ...